黒醋→黒酢。古老肉→酢豚。
黒酢の酢豚です。
レストランの定番酢豚と言えば…豚肉の唐揚げに、ピーマン、玉ねぎ、パイナップルを、甘酢あんで絡めています。
5月は、五月病と言う言葉があるように、ストレスが溜まりやすい季節です。
気、血の流れが悪いと、ストレスが溜まりやすいと、言われています。その対策として「活血」、「理気」等の効能を持つ食材を、身体に取り入れます。
定番酢豚の彩り野菜である、ピーマン、玉ねぎとお酢の組み合わせは、その効能を十分に持ち合わせていてます。なので…ストレス解消の手助けになると、期待出来ます。
〈ピーマンの効能〉
- 理気→気を正常に巡らせて、機能の停滞を解消する方法。
- 除煩→胸中の熱と不安感に見舞われる症状を解除する。
- 平肝→肝陽上亢による、めまいや耳鳴りなどの症状を平穏な状態に治療する。
- 和胃→胃の機能(飲食物の消化、吸収)を調整する。
〈玉ねぎの効能〉
- 和胃→胃の機能(飲食物の消化、吸収)を調整する。
- 降逆→肺と胃の気が下がらず、上逆するのを治療する方法。
- 化痰→水液代謝の障害によって、体内で出来た病因である痰によって起こる、咳、痰、吐き気、嘔吐、めまい等を除去する。
- 理気→気を正常に巡らせて、機能の停滞を解消する方法。
- 活血→血を活性化させ、血液の循環を改善する。
〈お酢の効能〉
- 活血→血を活性化させ、血液の循環を改善する。
- 化瘀→瘀血(血液の循環が停滞したり、内出血が停積した症状)を解消する。
- 消積→消化組織内に滞留する、未消化物質が累積している状態を解消すること。
- 消腫→腫れ、浮腫みを取る。
- 軟堅→痰や血などによる、しこり、腫瘤、結石などの塊や集積物を和らげる
- 解毒→体内に蓄積する、老廃物や病邪を取り除くこと。
- 療瘡→傷、瘡(かさ)などの皮下組織に傷が生じたものを治療する、瘡(傷、瘡、皮膚の表層部に発生した丘疹、紅班、水疱、膿疱、びらん、表皮剝離などの皮膚病変)の治療法
- 止血→出血をとめること。
<作り方>
- 豚肩ロース 350g(半分使用)
- ピーマン 1ヶ
- パプリカ 1/4ヶ
- 玉葱 1/4ヶ
- パイン缶(スライス) 1枚
(甘酢)
- 鎮江酢 大さじ3
- 水 大さじ2
- パイナップルジュース 大さじ1
- パイン缶シロップ 大さじ1
- 砂糖 大さじ2
- 塩 1g
- 肩ロースを1㎝程のスライスにカットします。ピーマン、パプリカ、玉葱は、乱切りにします。パインスライスは8等分にカットします。
- 肩ロースに下味をつけます。日本酒、塩、ごま油を少々。卵1/2ヶ、片栗粉大さじ3で混ぜ合わせます。(この半分を使用します。)少し時間を置いてから、片栗粉適量をまぶし、180度の油で揚げます。
- 甘酢をボールに合わせてます。片栗粉小さじ1、水小さじ2を別のボールに合わせます。
- フライパンを温め油を敷き、ピーマン、パプリカ、玉葱を炒めて7割程火を通します。野菜を取り出し、フライパンの温度を落とします。
- 甘酢の材料とパインスライスをフライパンで、ひと煮立ちさせます。火を止め、水溶き片栗粉を加え、素早くかき混ぜます。中火にかけて、トロミがついてきたら、炒めた野菜、揚げた豚肉を加え混ぜ合わせます。