「紫菜」は海苔、「蛋花」は卵、「湯」はスープを意味します。訳すと「海苔の卵とじスープ」と、なります。
この海苔(紫菜)は、日本の海苔とは、少し違います。見た目は、バラ海苔が薄めにまとまっている感じで、火を通しても食感が残り、スープに活用するのが定番です。
梅雨に必要な、暑さや湿気の対策となる、薬膳効能を持ち合わせていて、今の季節にお勧めの食材の一つです。
海苔(紫菜)の効能
- 化痰→水液代謝の障害によって、体内で出来た病因である痰を除去する。
- 軟堅→痰や血等による、しこり・腫瘤・結石などの塊や集積物をやわらげる。
- 清熱→主に実熱証の消炎、解熱などに働く。
- 利水→湿邪を尿として排出する方法。
- 利咽→咽喉部の活動を円滑にさせる。
- 止咳→咳の出を治める。
~作り方~
- 紫菜 15g
- 豚肩ロース 8キレ(140g)
- 人参 30g
- キャベツ 60g
- 干し椎茸 4枚
- 生姜薄切り 4枚
- 卵 1~2ケ
- 紫菜は4㎝角に、豚肩ロースは3㎝角のブロックに、人参・キャベツは1㎝幅の細切りに、カットします。
- 鍋に水1.2キロを沸かし、豚肩ロース、干し椎茸、生姜薄切りを加え、蓋をして、軽く沸いてる状態で60分、煮込みます。
- 干し椎茸を取り出し、へたを取り、細切りにし、鍋に戻します。キャベツ・人参を加え、蓋をして、軽く沸いてる状態で25分、煮込みます。
- 紫菜を加え、蓋をして、軽く沸いてる状態で5分煮込みます。
- 蓋をとり、蒸発しすぎた、水分を足します。再沸騰してから、塩で味付けします。味が物足りない時は、旨味調味料、砂糖、少々を加えます。
- スープを軽く沸かし、卵を溶いて、加えます。