香ばしく火入れした食材を、椒塩(塩と五香紛を合わせたスパイス塩)、葱、ニンニク、紹興酒などで、さっと炒める『椒塩○○』と表記されるメニューは、広東料理の定番です。
その一品を参考に…旬の秋刀魚、蓮根、さつま芋を炒めた『お家版レシピ』になります。
秋は、乾燥の季節です。人間の身体も外界同様に渇いていきます。「津液」といわれる体内水分が不足し、臓器では、肺がもっとも負担を受ける季節です。蓮根は、体内水分を補充する「生津」という効能…肺を潤し、その負担を改善する「潤肺」という効能を持ち合わせます。
また、秋は、冬の冬眠期に備え、食物を多くとり始める季節でもあります。秋刀魚、蓮根、さつま芋は、消化促進の効果が期待出来る効能を、持ち合わせています。
~作り方~
- 秋刀魚は、三枚に卸し3等分に。蓮根、さつま芋は、3㎜程のスライスにカットします。
- 長葱、パクチー、パプリカ、ニンニクを細かくカットし、ボールにあわせます。そこに、紹興酒、塩、五香紛を加えます。
- フライパンを温めて油を敷き、秋刀魚、蓮根、さつま芋を両面焼いて、バット等に取り出します。
- 2のボールをフライパンで軽く炒め、3の秋刀魚、蓮根、さつま芋を加え、手早く混ぜ合わせます。味が物足りない時は、旨味調味料、砂糖を、1つまみ足します。