「章魚干」と呼ばれる「干し蛸」を使った中国の家庭料理です。干し蛸は、スープがもっともポピュラーな使い方ですが、その他、煮込み料理等々に使用したりもします。
その「干し蛸」と組み合わせる蓮根は、中国でも縁起物の食材です。しかし、日本とは、その意味が異なります。蓮根は、発音から、「心が通じ合う」と言われています。
薬膳効能
冬は、腎臓機能が負担を受けやすい季節です。腎機能を温め、その活動を促進する『補腎』と言う効能を持つ食材を取り入れることが、その対策ともなります。
レシピの食材では、「豚スペアリブ」「黒目豆」が、その効能を持ち合わせます。「豚スペアリブ」には、その他…体内水分を補うことにより、乾燥状態を改善する『滋陰』と言う効能があり、秋から続く乾燥対策ともなります。
日本では、珍しい「干し蛸」は、皮膚を作り出す効果…気力up…血の滋潤…などの効能があります。
主材料でもある「蓮根」は、消化促進…食欲増進…などの効能を持ち合わせ、食材からの栄養をしっかりと身体に取り入れる手助けとなります。
材料
- 豚スペアリブ 250g
- 蓮根 200g
- 人参 100g
- 生姜薄切り 4枚
- 干し蛸 15g
- 干し椎茸 4枚
- 棗 1ヶ
- 黒目豆 15g
- 陳皮 少々
作り方
- 蓮根、人参を食べやすい大きさにカットします。
- 鍋に水1.2キロ程を沸かし、豚スペアリブ、生姜薄切り、干し椎茸、干し蛸、棗、黒目豆、陳皮を加え蓋をして、45分弱火で煮込みます。
- 鍋から干し椎茸、干し蛸を取り出し、食べやすい大きさにカットし鍋に戻します。蓮根、人参を加え蓋をして、45分弱火で煮込みます。
- 塩小さじ1/4程で味付けします。味が物足りないときは、旨味調味料、砂糖を少々加えます。