「鹵水」と呼ばれる、香辛料の効いた醤油ベースの煮汁で、鶏レバーを煮込んだ広東料理「豉油鶏肝」のレシピです。
薬膳効能
鶏レバーは、血の栄養不足等を改善する働き「補血」の効能を持ちます。
春は、肝臓が負担を受けやすい季節です。
肝臓には、血を貯蔵する等の働きがあり、肝臓の負担は、血にも影響を及ぼします。その対策として、「補血」の効能を持つ食材を身体に取り入れることは、春の食養生の一つとなります。
鶏レバーは、その他…肝の機能活動を助ける働き「養肝」、春に起きやすいと言われる目の霞みの対策となる「明目」…等、春に身体に取り入れたい効能を持ち合わせています。
材料
- 鶏レバー 400g
- 生姜薄切り 20g
(鹵水)
- 水 360g
- 醤油 140g
- 老抽(中国醤油) 20g
- 砂糖 90g
- 紹興酒 10g
- 鹵肉料 5g
作り方
- 鹵水を作る。鹵肉料をお茶パックに入れ、水、醤油、老抽、紹興酒と鍋に入れ中火で沸かす。砂糖を加え、もう一度沸かし、火を止める。
- 鶏レバーとハツを切り分け、白い筋や血の塊を取り除く。ボールに水をはり、鶏レバーをつけこみながら、やさしく洗う。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、2.の鶏レバーを30秒茹でザルにあげる。(鶏レバーの表面に火を通します)
- 1.の鹵水に生姜薄切りを加え中火で沸かす。3.の鶏レバーを加え、弱火~中火で沸騰しない程度の温度に調整。3分加熱して蓋をする。火を止め余熱で15分程、鶏レバーに火を通す。
- お茶パック入りの鹵肉料を取り除き、鶏レバー、生姜薄切りを取り出しバットに移す。
- 鶏レバー、鹵水が冷めてから、タッパー等に移し冷蔵庫で一晩置き、味を染み込ませる。