日本では、珍しいフルーツスープの『お家版レシピ』を紹介します!
パパイヤ・干しタコ・豚スペアリブを組み合わせたスープ「木瓜章魚排骨湯」は、中国南方の定番スープの一つです。
薬膳効能
【パバイヤの効能】
「健胃」胃の活動を正常に整える働き。
「解暑」熱中症や脱水症状等の原因となる暑邪を取り除く働き。
「潤肺」肺を潤す働き。
「消食」消化組織内の未消化物質を取り除く働き。
「解酒毒」飲酒による体調不良を解消する働き。
「通乳」母乳の出を良くする働き。
【効能の解説】
パバイヤは、夏から秋にかけてお勧めの食材です。
夏は、暑邪が身体に侵入しやすく、脾・胃に負担のかかり易い季節になります。その対策となる「解暑」「健胃」の働きは、夏に必要な効能となります。
乾燥した天気の続く秋は、呼吸を主る肺に負担がかかり易い季節です。肺に潤いをもたらす「潤肺」の働きは、秋に必要な効能となります。
豚肉は、身体に潤いをもたらす「滋陰」の効能を持ち合わせ…ピーナッツは、肺に潤いをもたらす「潤肺」の効能を持ち合わせ…タコは、皮膚を作りだす「生肌」の効能を持ち合わせます。…など…レシピのスープは、材料の組み合わせから、乾燥した天気の続く秋にお勧めのスープとなります。
その他、滋養強壮、体力回復、乾燥肌や空咳の対策、美肌、食欲不振の対策、便秘対策…などの効果が期待出来ます。
材料
- パバイヤ 1ケ(400g )
- 干しタコ 15g
- 豚スペアリブ 4キレ(320g)
- 皮付き生ピーナッツ 15g
- 黒目豆 15g
- 陳皮 少々
- 紅棗 1ケ(7g)
- 生姜薄切り 4枚
作り方
- パバイヤの皮を剥き、縦半分にカットし種を取り除き、さらに縦半分、横半分にカットし8等分に。
- 鍋に1.2kgのお湯を沸かし、豚スペアリブ、干しタコ、皮つき生ピーナッツ、黒目豆、陳皮、紅棗、生姜薄切りを加え、蓋をして弱火で60分煮込む。
- 1.のパパイヤを加え、蓋をして弱火で30分煮込む。
- 塩小さじ1/6ほどで味付け。