天麻(テンマ)、川芎(センキュウ)、白芷(ビャクシ)などの漢方生薬を、じっくりと煮込んだ本格的な薬膳スープの『お家版レシピ』です。
薬膳効能
『天麻川芎白芷魚頭湯』の薬膳効能は、「袪風止痛」「行気活血」。
「袪風止痛」とは…
人体に侵入し、風の様に動き回ることが特徴の邪気である風邪(ふうじゃ)を取り去り、風邪が原因となる頭痛、疼痛等を止める働き。春の邪気とも言われる風邪を取り去る効能「袪風」の食材を身体に取り入れることは、春の食養生の一つです。
「行気活血」とは…
気、血の流れをより良く改善する働き。気は血の循行の手助けをしています。つまり…気の流れを良くすることは、血の流れにも影響を与えます。気、血の流れをより良くすることは、全身に栄養分を供給し滋潤するなどの他、ストレスの対処法にもなり得ると、言われています。
材料
- 白身魚 1匹(200g)
- 豚スペアリブ 4キレ(150g)
- 生薬薄切り 4枚
- 天麻 5g
- 川芎 5g
- 白芷 5g
- 紅棗 2ヶ(15g)
- 山薬 2本(15g)
- クコの実 5g
- 龍眼 4ヶ(5g)
- 陳皮 少々
作り方
- 山薬は、半日ほど水に浸し、1/2にカット。白身魚は、鱗と内臓を取り除き、ぶつ切り。
- 天麻、白芷、川芎をお茶パックに入れる。
- 鍋に1.5㎏のお湯を沸かし、白身魚、豚スペアリブを加える。
- 3.を3分ほど沸かし、灰汁を取り除き、残りの材料を全て加える。
- 蓋をして、弱火で90分煮込む。
- 天麻、白芷、川芎を取り除き、塩小さじ1/4ほどで味付け。