香港の屋台飯の定番「煲仔飯」のレシピです。
「煲仔飯」は、土鍋でお米を炊きながら、その途中で調味料入りの具材を加え火を通す、香港スタイルの炊き込みご飯です。
金針菜は、乾燥した黄色の「黄花菜」を使っています。
薬膳効能
金針菜は、春から梅雨にかけて、お勧めの食材です。
春は、肝機能が負担を受けやすい季節と言われています。肝臓には、血を貯蔵する働きもあり、肝臓の負担は、血にも悪い影響を与えてしまいます。
梅雨は、ジメジメとした湿気を感じる蒸し暑い季節です。浮腫み等の原因となる湿邪を身体から取り除き、体内の余分な熱を冷ますことが必要です。
金針菜は、肝機能を平穏な状態にする働き「平肝」、血の栄養不足等を改善する働き「補血」、湿邪を尿として排出する働き「利水」、体内の炎症等による余分な熱を冷ます働き「清熱」、などの効能を持ち、それらの対策ともなります。
材料
- 米 1.5合(225g)
- 鶏モモ肉 1枚(270g)
- 金針菜(黄花菜) 12g
- 干し椎茸 2枚(10g)
- 長葱 10g
- 生姜 2.5g
(調味料)
- 塩 2g
- 旨味調味料 少々
- 砂糖 6g
- オイスターソース 小さじ2(10g)
- 醤油 小さじ1(5g)
- 老抽(中国醤油) 2g
- 胡椒 少々
- ゴマ油 小さじ1/2(2.5g)
- 紹興酒 小さじ1/2(2.5g)
作り方
- 干し椎茸、金針菜を1時間、水につけて戻す。
- 米を研ぎ、水気をきり、土鍋にいれる。水300gを加え30分ほど浸ける。
- 1.の干し椎茸を、5㎜幅の細切りに。金針菜は、付け根をカットする。
- 鶏モモ肉を、4㎝の角切りに。長葱を、5mm幅の細切りに。生姜を極細切りにする。
- 3.4.の干し椎茸、金針菜、鶏モモ肉、長葱、生姜をボールに合わせ、調味料を加え混ぜあわせる。少し時間を置いてから、片栗粉10gを加え混ぜあわせる。
- 2.の土鍋に蓋をして中火~強火で沸かす。沸いてから弱火にして7~8分加熱する。
- 蓋を開け、5.の調味料入りの具材を手早く並べ、蓋をする。
- 30秒ほど中火にし土鍋の温度を上げる。弱火にして7~8分加熱する。
- 火を止めて15分蒸らす。
- お湯小さじ1、醤油小さじ1/2、老抽1g、砂糖小さじ1/4でタレを作り、9.の土鍋に加え、しゃもじで混ぜ合わせる。