お家で薬膳

国際薬膳調理師がお家で作る、薬膳料理や中国家庭料理を紹介する、「レシピブログ」です。

新芽野菜と海鮮の春巻

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ここ数日…花粉が…凄い…ですよね…。花粉症の私は…春を感じています…笑

 

春は、デトックスの季節です。

寒い冬は、身体が動かず、体内に、老廃物を溜め込みがちです。なので…目覚めの季節「春」には、その老廃物を排出しなければ、いけないのです‼

新芽野菜の多くは、その働きを助けてくれる効能を、持ち合わせています。

…という訳で、筍、アスパラ、たらの芽を使用した春巻の紹介です。

 

使用した食材です↓↓↓f:id:hide8460:20210222222125j:plain

 

<作り方>   10本分

 

  • ①アスパラ  1本
  • ①筍水煮   40g
  • ①たらの芽  1p
  • ①人参    10g
  • ①しめじ   20g
  • ②蒸しホタテ 4ヶ
  • ②海老    6尾

 

  • 春巻皮   10枚

 

  • 紹興酒                小さじ1/2
  • ③水                              40cc
  • ④塩                              小さじ1/4弱
  • ④砂糖                 小さじ1/6
  • オイスターソース   小さじ1/2
  • 胡麻油                       小さじ1/2
  • ④胡椒                           少々
  • ⑤片栗粉(水溶きいらず)  適量

 

  1. アスパラ、筍は、薄切り。たらの芽は、汚れている部分を取り除き、縦に半分。人参は、細切り。しめじは、付け根を取り除き。ホタテは、4等分、海老も同じ位の大きさにカットします。
  2. フライパンに油を敷き①を炒めます。野菜の香りが出たら、②を加え、軽く炒めます
  3. ③を加えます。水分が沸いたら④を加えます。
  4. ⑤でしっかりと、水分を固めます。こんな感じです↓↓↓f:id:hide8460:20210224020954j:image
  5. 具が冷めてから、春巻の皮で包みます。小麦粉を少量の水で溶いた“のり”を作り、しっかり止めます。↓↓↓皮の上の先端に“のり”をつけることになります↓↓↓f:id:hide8460:20210224021020j:image
  6. 160℃ぐらいの油で4~5分、こんがりと揚げます。↓↓↓f:id:hide8460:20210224021102j:image

鶏肉の醤油煮

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「シーヤオカイ」と言われる、中華料理では、鉄板の前菜です。

 

中華街で買い物をしていると、専用の香辛料キッド発見‼

(左側です。右側は、老抽です。↓↓↓)

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お家版レシピで、作りました‼

 

香辛料キッドには、13種類の食材が入ってました。

身体を温め、気の巡りを促進し、胃の調子を整え、食欲増進に繋げる…そんな効能をもつ食材が、多いですね。

 

<作り方>

  • 鳥モモ肉 1枚   

(煮込み汁) 

  • ①水   180g
  • ①正油  70g
  • ①老抽  10g
  • ②砂糖  45g
  • 紹興酒 5g
  • ①香辛料     2.5g 
  • ①生姜薄切り 2枚
  1. 空のお茶パック等に、香辛料を入れます。
  2. ①の材料を鍋に合わせ、蓋をして、火にかけます。
  3. ①が沸いたら、②を投入。ヘラ等で混ぜながら、溶かします。
  4. 再び、蓋をして、3分弱火で煮込みます。
  5. ここで、鶏肉の皮目を下にして、鍋に入れます。上に、アルミホイルを落し蓋代わりにのせ、蓋をします。一度煮汁を沸かしてから、7分弱火で煮込みます。
  6. 火を止めて、3分放置します。

 

こんな感じで鶏肉に火入れします↓↓↓

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⭐残りの煮汁は、ジップロック等に入れて、冷凍して次回作る時に、活用してます。

プロの料理でも、この煮汁は、継ぎ足しして、使っているんですよ‼

大根と豚骨の白湯スープ

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日中は、暖かさを感じるのですが…明け方や日が沈むと、寒さを感じます。結局…まだまだ、寒いですよね〰。なので…身体を温める豚骨白湯スープに、まだまだ旬の大根を組み合わせました。

 

豚骨スープは、腎臓機能の働きを助け、足腰からジワジワと身体を温める力を持ち合わせています。そして、大根は、消化吸収の働きを助けてくれます。組み合わせた、大豆、人参も同様の効能を、持ち合わせています‼

 

身体 を寒さから、守りながら、消化吸収の力を高めて、 美味しく食事を食べましょう〰‼っがテーマのスープなんです。

 



f:id:hide8460:20210213195150j:image今回の使用食材↑↑↑です。

 

<作り方 >       4食分

 

  • ①豚骨              4キレ
  • ①干し貝柱      適量
  • ①棗                  1ケ
  • ①干し椎茸      2枚
  • ①生姜薄切り  4枚 
  • ①陳皮               少々 
  • ①大豆               適量
  • ②大根               12キレ
  • ②人参    4キレ

 

  1. 棗は、四等分にカットします。大豆、椎茸は、軽く水荒いします。
  2. 鍋に適量のお湯を沸かし、①の材料を入れます。蓋をして、2時間、弱火(軽く沸いてる状態)で煮込みます。
  3. ここで、椎茸を取り出し、ヘタをとり半分にカットし、鍋に戻します。②の材料も投入します。40分、弱火(軽く沸いてる状態)で煮込みます。
  4. 塩(旨味調味料、砂糖をほんの少し)で味付けです。

 

 

     

黒胡麻棒々鶏

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薬膳の書籍の中に、「冬は、黒い食材を、身体に取り入れましょう〰‼」って記事…見かけることがあります。当てはまる食材としては、黒豆、黒胡麻、干し椎茸、黒米、などなど…(思ったよりすくないな…笑)ですね。

と、言う訳で黒胡麻バンバンジー作ってみました。 

胡麻は、冬にダメージを受けやすいと言われる、腎臓機能の働きを助けたり、乾燥から身体を守る働きがあったりと、冬にお薦めの効能をもつ食材なんです。 

 

<作り方>

(材料)

鳥モモ肉  1枚

胡瓜    1本

生姜薄切り 2枚

 

  1. 鶏肉をボールに入れ、適量の日本酒、生姜の薄切り二枚と、15分程漬け込みます。
  2. 鍋に多めのお湯を沸かし、鶏肉(生姜の薄切りも)を入れます。蓋をして、弱火で2分。火をとめ10分放置します。
  3. 氷水で鶏肉を冷まします。冷めたら鶏肉を、タッパー等に移し、水に塩少々、生姜、花椒少々で冷蔵庫で半日程漬け込みます。

⭐半日程、水に漬け込んだほうが、しっとり仕上がります。日持ちも、3日ぐらいは、大丈夫です。↓↓↓こんな感じです


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(バンバンジーソース)

  • ①練り黒胡麻      120g 
  • ①砂糖         60g  
  • ①コンデンスミルク   10g  
  • ②正油         80g  
  • ②酢          50g       
  • バルサミコ酢     10g  

 

①を大きめのボールに合わせ、混ぜ合わせます。

②を混ぜ合わせ、①のボールに少しずつ入れ、混ぜ合わせます。冷蔵庫に半日ほど入れると、程よくトロミが、つきます。

 

鶏肉、胡瓜を細切りにして、バンバンジーソースをかければ、完成です。

 

海老、ホタテの海鮮粥

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10年ほど前に、香港で食べたお粥を思い出しながら……中華粥作ってみました!! 香港の朝食といえば、お粥!! 日本のお粥と違い、サラッ〰としています。

 

お米には、胃の調子を整え、消化を促進する働きがあり、そして!!!身体に気力を与えてくれる働きも、備えているのです。 

 

1日の始まりに、消化が良く、気力が上がる米を、サラッ〰としたお粥で体内に取り入れ、1日を元気に過ごす!!朝食のお粥は、理にかなってるなぁ〰と思います。

 

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今回の使用食材です↑↑↑

 

 <作り方>  2~3食分

 

(材料)

  • ピータン      1/4キレ
  • ②生姜細切り     適量 
  • ②陳皮        少々
  • ②ピーナッツ(無味)  適量
  • ②干し貝柱      適量
  • ②米         75g
  • ①水         1.3㎏
  • ③海老        6尾
  • ③ボイルホタテ    6ヶ

 

  1. 鍋に蓋をして、①の水を沸かします。
  2. 米を研ぎ、ザルに上げ、水気が切れたら、大きめのボールに、米とピータンを入れ、ピータンを潰しながら、米と混ぜ合わせます。
  3. お湯が沸いた鍋に、②の食材を入れます。ここからは、蓋は、しません。まずは、中火(の弱め。軽く沸いてる状態)で30分。間、一度ヘラでかき混ぜます。その後は、焦げ付かせないように、こまめに、ヘラで混ぜます。火加減は、中火のままです。(今回は、お米を入れてから70分かかりました。途中、トロミがつき過ぎたので、何度か適量の水で伸ばしています。)
  4. 塩(と旨味調味料をほんの少〰し)で味付けします。
  5. 海老は、殼を剥き、軽く茹で、ボイルホタテと、このタイミングで、お粥に入れ、火を通します。

 

 

 

大根の醤油漬け

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中国の家庭料理、「醤蘿白」を、自己流レシピで作りました。

冬が旬の大根は、胃の消化吸収を助けてくれたり…咳を止めてくれたりと、冬にも身体に良い効能を、持つ食材です。しかし、身体に取り入れると、身体を冷ましてしまう、寒涼性のカテゴリーに、分類されています。(ちなみに、正油も寒涼性なんです…)

なので、身体を温めてくれる生姜を、たっぷりと…唐辛子、花山椒も加えて、バランスを、とっています。 

 

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漬けだれレシピと作り方です。

  • お湯  320g 
  • 砂糖        80g 
  • 醤油        240 g 
  • 酢            80g 
  • バルサミコ酢  10g 

漬けだれの分量です。砂糖をお湯で溶かしてから、残りの調味料を混ぜ合わせ、冷めたら完成です。

 

大根は、塩揉みしてから、よく水で流し塩気を抜きます。ザルなどで、水気を切ってから、生姜たっぷり、輪切り唐辛子、花山椒粒を少々、昆布適量(旨味用)と、漬けだれヒタヒタ量で、漬けます。

 

花生、百合、蓮根と豚肉のスープ 


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秋、冬にお薦めの薬膳スープ作りました。乾燥から、体を守る作用のある食材が、ピーナッツ、ユリ根、蓮根、人参、豚肉……と、たっぷり。そして!!!豚肉が、ジワジワと…生姜が、サクッ〰っと体を、温めてくれます。  

 

 

 

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今回、使用した食材と、そのレシピです。 

<4食分>

  • ピーナッツ(皮つき無味) 適量
  • 干し椎茸        4ヶ
  • スルメイカ(無味)    1/2枚
  • ユリ根(乾燥)      適量
  • 陳皮          少々
  • 棗           2ヶ
  • 生姜薄切り       4枚
  • 豚肉          8キレ
  • 蓮根          8キレ
  • 人参          8キレ

 

鍋に適量のお湯を沸かし、蓮根、人参以外を入れ、蓋をして、弱火で40分煮込みます。ここでスルメイカを取り出し、細切りに…椎茸も取り出し、ヘタをとり…鍋に戻します。そして、蓮根、人参を入れもう40分、蓋をして、弱火で煮込み、塩で味付けです。