クレソンのスープは、中国で一般的な家庭料理の一つです。杏仁、無花果の他に、羅漢果や乾燥した鴨の砂肝などを、組み合わせたりもします。
杏仁は、南杏、北杏の二つの種類に別れます。南杏は甘味が強くデザート向き、北杏は少し苦みを持ちスープ向き、と言われています。クレソンのスープでは、二種使われることが、ほとんどです。
クレソン、南杏、無花果は、「潤肺」という効能を持ち合わせ、秋に負担を受けやすい肺を潤すことにより、その機能を正常に保つ手助けをしてくれます。また、人参、スペアリブは、「潤燥」という身体全体の乾燥対策となる効能を持ち合わせます。
陳皮、杏仁の組み合わせは、咳を静める効果が期待できるとも言われています。
などなど…乾燥の秋にお勧めのスープになります‼
~作り方~(4皿分)
- クレソン 2束
- 人参 1/4本
- 生姜薄切り 4枚
- 豚スペアリブ 4~5キレ(250g)
- 南杏 5g
- 北杏 5g
- 陳皮 少々
- 棗 1ヶ
- 乾燥無花果 小粒4ヶ
- クレソンは、2等分に…人参は、4等分にカットします。
- 鍋に1.2㎏のお湯を沸かし、生姜薄切り、豚スペアリブ、南杏、北杏、陳皮、棗、乾燥無花果を加え、蓋をして45分、弱火で煮込みます。
- 人参を加え、蓋をして20分、弱火で煮込みます。
- クレソンを加え、蓋をして20分、弱火で煮込みます。
- 塩小さじ1/4程で、味付けします。味が物足りない時は、旨味調味料、砂糖を少々加えます。