お家で薬膳

国際薬膳調理師がお家で作る、薬膳料理や中国家庭料理を紹介する、「レシピブログ」です。

ハトムギ、ヘチマ、乾燥ふくろ茸、豚スペアリブのスープ

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日本では、食べる機会の少ないヘチマと乾燥ふくろ茸に、ハトムギ、豚のスペアリブを組み合わせた「薏米丝瓜排骨湯」の『お家版レシピ』です。
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薬膳効能

ヘチマは、体内の異常な熱を冷ます「清熱」の他、咳・吐き気・目眩の要因となる痰を取り除く「化痰」、などの効能を持ち合わせます。

ふくろ茸は、熱中症や脱水症状の要因となる暑邪を取り除く「解暑」、夏に負担を受けやすい脾の働きを改善する「健脾」、などの効能を持ち合わせます。

ハトムギは、「清熱」「健脾」の他、食欲不振や浮腫みの原因となる湿邪を尿として排出する「利水」、などの効能を持ち合わせます。

など…蒸し暑い夏にお勧めのスープです!!

 

材料
  • ヘチマ       1/2本(200g)
  • 乾燥ふくろ茸    10g
  • ハトムギ      20g
  • 紅棗        2ヶ(15g)
  • 陳皮        少々
  • 生姜薄切り     4枚
  • 豚スペアリブ    4キレ(300g)


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作り方
  1. 乾燥ふくろ茸を、水に30分ほど漬け、軽く水洗いし、お茶パックに入れる。(乾燥フクロ茸は、食べられる食材ですが…丁寧に下処理しても、砂などが残ってしまうことがあります。今回は、スープの出汁として活用するレシピです。)
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  2. ヘチマは、ピューラーで皮を剥き、縦半分にカットして、1.5cm幅のスライスにする。紅棗に、切れ目を入れる。
  3. 鍋に1.2kgのお湯を沸かし、ヘチマ以外の材料を全て加え、蓋をして弱火で70分煮込む。
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  4. ヘチマを加え、蓋をして弱火で20分煮込む。
  5. 塩小さじ1/4、旨味調味料少々、砂糖少々で(ヘチマが柔らかくなっているので、崩さないように)味付け。
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