お家で薬膳

国際薬膳調理師がお家で作る、薬膳料理や中国家庭料理を紹介する、「レシピブログ」です。

定番!!焼き餃子

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定番の焼き餃子と言えば…野菜たっぷりの餡に、皮は、カリ〰っと香ばしく‼ ですよね。

 

旬の食材は、その季節に必要とする効能を持ち合わせます。なので…旬の、春キャベツ、新玉ねぎを、たっぷり使用した餃子です‼

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春キャベツと新玉ねぎ

<作り方>    約50ヶ分

  • ②豚粗挽き肉    250g
  • ③塩        6g
  • ③片栗粉      15g
  • ③生姜       7g
  • ③ニンニク     1粒
  • ④旨味調味料    2g
  • ④砂糖       4g
  • ④醤油       8g
  • オイスターソース 8g
  • ④豆板醤      1g
  • ①玉ねぎ      225g
  • ①キャベツ     225g
  • ①ニラ       110g
  • ①葱        75g
  • 胡麻油         5g
  • 紹興酒         5g
  • 餃子皮(直径8.5㎝)     50枚
  1. ①を、みじん切りにします。②を、もう少し細かく切ります↓↓↓
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  2. ①のキャベツを塩揉みします(塩10g)。30分程置いてから、よく水で流し、塩気を抜きます。ザルにきってから、絞ります(出来上がり170g)↓↓↓
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  3. ③の生姜、ニンニクを、すり卸します。大きめのボールに②、③を入れ、混ぜ合わせます。↓↓↓
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  4. 3.のボールに④、①を入れ、混ぜ合わせます。バット等に移し蓋をして、冷蔵庫に1日置きます。↓↓↓
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  5. 餡15g~18g程で、皮に包みます。皮に、餡を載せ、皮の縁に餡の水分をつけます。奥の皮が余るように、二つに折り畳み、端をとめます。次に、餡が飛び出ないようにしながら、上部をとめます。↓↓↓
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  6. 餃子を焼きます。フライパンをよく温めてから、油を敷きます。餃子を並べ、水50ccを入れ蓋をして、5分~8分蒸し焼きにします。蓋を外し、仕上げに胡麻油を、大さじ1/2加え、こんがりと焼き上げます。↓↓↓
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口水鶏

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前回(自家製ラー油)の、続きです。

 

よだれ鶏」と呼ばれる、香辛料の香りと辛味が効いた、甘酸っぱいタレが特徴の四川料理です。この料理を食べると、身体がポカポカと温まり、食欲が沸いてきますよ〰‼

 

使っていなかった鹵味用の香辛料キッドを活用です↓↓↓

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左側、香辛料キッド。右側、鎮江醋。 

 

<作り方> 

  • ①醤油     160g
  • ①日本酒    140g
  • ②砂糖     85g
  • ①香辛料    5g
  • ①葱(青い部分)  2キレ
  • ①生姜薄切り  2キレ

 

  • ③鎮江醋    大さじ1.5
  • ③自家製ラー油    大さじ1.5
  • ③煎り胡麻            適量
  • ③乾燥ニンニク 適量

 

  1. タレの作り方です。①を小鍋にあわせて沸かします。②を入れて溶かします↓↓↓f:id:hide8460:20210311154638j:image
  2. 軽く沸いてる状態で、25~30分ほど煮詰めます↓↓↓f:id:hide8460:20210311155256j:image
  3. こし網等を使い、香辛料、葱、生姜を取り除きます。荒熱がとれてから、タッパー等に移し、冷蔵庫で冷やします。(出来上がり210g。少しトロミがつきます。)↓↓↓
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  4. この冷やしたタレを、ボールに大さじ2杯入れます。③を加えます、(乾燥ニンニクは、軽く砕きながら入れます)↓↓↓


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  • ①鶏モモ肉(320g)    1枚
  • ①日本酒     適量
  • ①葱(青い部分)   2キレ
  • ①生姜薄切り   2キレ
  • 花椒                        少々
  • 香菜      適量

 

  1. 鶏肉の作り方です。①をボールにあわせ、30分置きます↓↓↓
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  2. 鍋にたっぷりお湯を沸かし、①を入れます。蓋をして、軽く沸いてる状態で3分。火を止めて10分置きます。
  3. 冷水で①を、冷まします。
  4. ①を、タッパー等に入れ、塩少々を加えた水と②を入れて半日程、冷蔵庫に入れて置きます。(この状態で3日間ぐらいは、冷蔵保存できます)↓↓↓
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  5. 鶏肉を切り分け、盛り付けます↓↓↓
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  6. タレを掛け、ざく切りした香菜をそえます。

 

自家製ラー油

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「鹵水」と呼ばれる、煮込み用タレの専用香辛料パック「鹵肉料」を活用した、「自家製ラー油」の『お家版レシピ』です。


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薬膳効能

唐辛子が持つ薬膳効能は…温中、散寒、降気、消食、開胃、化湿。

身体を温めるだけでなく、食欲増進や、気の巡りの改善、発汗作用による湿邪の排出などの効果が期待出来ます。

 

材料
  • 朝天椒粉(粉唐辛子)  40g
  • 水          8g
  • 大豆油        300g
  • 胡麻油        30g
  • 鹵肉料        10g
  • 葱(青い部分)                2キレ
  • 生姜薄切り      2キレ
作り方
  1. 耐熱性の鍋敷、軽く濡らしたダスターを準備。その上に、大きめのボールを置き、朝天椒粉、水を合わせ、ビニール手袋等を使い混ぜる。f:id:hide8460:20210309185025j:plain
  2. 小鍋に大豆油、鹵肉料、葱、生姜を合わせる。f:id:hide8460:20210310004713j:plain

  3. 弱火から中火で、じっくり15分ほどかけ、葱、生姜、香辛料をこんがりと揚げ、油に香りを移す。

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  4. 小さなこし網等を使い、葱、生姜、香辛料を取り除く。
  5. 油の温度が180℃になるように、調整。
  6. 3回ぐらいに分けて、①のボールに油を投入。まんべんなく熱がはいるように、その都度、菜箸でかき混ぜる。

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  7. 冷めてから、胡麻油を加える。

 

山薬、クコの実、干し野菜と豚肉のスープ

「白菜干」と呼ばれる、乾燥させた「広東白菜」を使ったスープ「乾菜排骨湯」の『お家版レシピ』です。このスープは、中国広東省の定番家庭料理です。

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薬膳効能

『広東白菜』は、デトックスの手助けとなる「清熱」…消化促進の要因「健脾」…気の巡りの改善「降気」…など春に取り入れたい効能を多く持ち合わせています。

漢方生薬である『山薬』『クコの実』は、中国料理で良く組み合わせられます。それぞれ、「養陰」「潤肺」と言われる効能があり、体内水分を補うなどして、乾燥状態の改善が期待出来ます。さらに、『クコの実』は、春に起こりやすい、かすみ目の対策ともなる「明目」と言われる効能をも備えています。

 

ouchi-yakuzenn.com

 

材料
  • 山薬     15g
  • 陳皮     少々
  • クコの実   5g
  • 棗      1ヶ(15g)
  • 豚スペアリブ 4キレ(300g)
  • 白菜干    20g
  • 干し椎茸   4枚(8g)
  • 人参     8キレ(100g)
  • 龍眼     4ヶ(5g)
  • 生姜薄切り  3枚

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作り方
  1. 白菜干、山薬を一晩水につける。 白菜干は、良く水で洗い、砂を取り除き、付け根を切りおとし、4㎝ほどの長さに切り揃える。山薬は、1/2にカット。
  2. 鍋に1.2㎏のお湯を沸かし、陳皮、クコの実、棗、豚スペアリブ、干し椎茸、龍眼、生姜薄切り、1.の白菜干、山薬を加え、蓋をして、弱火で45分煮込む。
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  3. 椎茸を取り出しヘタを取り除き、鍋に戻す。人参を加え、蓋をして、弱火で45分煮込む。
  4. 塩小さじ1/4ほどで味付け。味が物足りない時は、旨味調味料、砂糖を少々加える。

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新芽野菜と海鮮の春巻

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ここ数日…花粉が…凄い…ですよね…。花粉症の私は…春を感じています…笑

 

春は、デトックスの季節です。

寒い冬は、身体が動かず、体内に、老廃物を溜め込みがちです。なので…目覚めの季節「春」には、その老廃物を排出しなければ、いけないのです‼

新芽野菜の多くは、その働きを助けてくれる効能を、持ち合わせています。

…という訳で、筍、アスパラ、たらの芽を使用した春巻の紹介です。

 

使用した食材です↓↓↓f:id:hide8460:20210222222125j:plain

 

<作り方>   10本分

 

  • ①アスパラ  1本
  • ①筍水煮   40g
  • ①たらの芽  1p
  • ①人参    10g
  • ①しめじ   20g
  • ②蒸しホタテ 4ヶ
  • ②海老    6尾

 

  • 春巻皮   10枚

 

  • 紹興酒                小さじ1/2
  • ③水                              40cc
  • ④塩                              小さじ1/4弱
  • ④砂糖                 小さじ1/6
  • オイスターソース   小さじ1/2
  • 胡麻油                       小さじ1/2
  • ④胡椒                           少々
  • ⑤片栗粉(水溶きいらず)  適量

 

  1. アスパラ、筍は、薄切り。たらの芽は、汚れている部分を取り除き、縦に半分。人参は、細切り。しめじは、付け根を取り除き。ホタテは、4等分、海老も同じ位の大きさにカットします。
  2. フライパンに油を敷き①を炒めます。野菜の香りが出たら、②を加え、軽く炒めます
  3. ③を加えます。水分が沸いたら④を加えます。
  4. ⑤でしっかりと、水分を固めます。こんな感じです↓↓↓f:id:hide8460:20210224020954j:image
  5. 具が冷めてから、春巻の皮で包みます。小麦粉を少量の水で溶いた“のり”を作り、しっかり止めます。↓↓↓皮の上の先端に“のり”をつけることになります↓↓↓f:id:hide8460:20210224021020j:image
  6. 160℃ぐらいの油で4~5分、こんがりと揚げます。↓↓↓f:id:hide8460:20210224021102j:image

鶏肉の醤油煮

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「シーヤオカイ」と言われる、中華料理では、鉄板の前菜です。

 

中華街で買い物をしていると、専用の香辛料キッド発見‼

(左側です。右側は、老抽です。↓↓↓)

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お家版レシピで、作りました‼

 

香辛料キッドには、13種類の食材が入ってました。

身体を温め、気の巡りを促進し、胃の調子を整え、食欲増進に繋げる…そんな効能をもつ食材が、多いですね。

 

<作り方>

  • 鳥モモ肉 1枚   

(煮込み汁) 

  • ①水   180g
  • ①正油  70g
  • ①老抽  10g
  • ②砂糖  45g
  • 紹興酒 5g
  • ①香辛料     2.5g 
  • ①生姜薄切り 2枚
  1. 空のお茶パック等に、香辛料を入れます。
  2. ①の材料を鍋に合わせ、蓋をして、火にかけます。
  3. ①が沸いたら、②を投入。ヘラ等で混ぜながら、溶かします。
  4. 再び、蓋をして、3分弱火で煮込みます。
  5. ここで、鶏肉の皮目を下にして、鍋に入れます。上に、アルミホイルを落し蓋代わりにのせ、蓋をします。一度煮汁を沸かしてから、7分弱火で煮込みます。
  6. 火を止めて、3分放置します。

 

こんな感じで鶏肉に火入れします↓↓↓

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⭐残りの煮汁は、ジップロック等に入れて、冷凍して次回作る時に、活用してます。

プロの料理でも、この煮汁は、継ぎ足しして、使っているんですよ‼

大根と豚骨の白湯スープ

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日中は、暖かさを感じるのですが…明け方や日が沈むと、寒さを感じます。結局…まだまだ、寒いですよね〰。なので…身体を温める豚骨白湯スープに、まだまだ旬の大根を組み合わせました。

 

豚骨スープは、腎臓機能の働きを助け、足腰からジワジワと身体を温める力を持ち合わせています。そして、大根は、消化吸収の働きを助けてくれます。組み合わせた、大豆、人参も同様の効能を、持ち合わせています‼

 

身体 を寒さから、守りながら、消化吸収の力を高めて、 美味しく食事を食べましょう〰‼っがテーマのスープなんです。

 



f:id:hide8460:20210213195150j:image今回の使用食材↑↑↑です。

 

<作り方 >       4食分

 

  • ①豚骨              4キレ
  • ①干し貝柱      適量
  • ①棗                  1ケ
  • ①干し椎茸      2枚
  • ①生姜薄切り  4枚 
  • ①陳皮               少々 
  • ①大豆               適量
  • ②大根               12キレ
  • ②人参    4キレ

 

  1. 棗は、四等分にカットします。大豆、椎茸は、軽く水荒いします。
  2. 鍋に適量のお湯を沸かし、①の材料を入れます。蓋をして、2時間、弱火(軽く沸いてる状態)で煮込みます。
  3. ここで、椎茸を取り出し、ヘタをとり半分にカットし、鍋に戻します。②の材料も投入します。40分、弱火(軽く沸いてる状態)で煮込みます。
  4. 塩(旨味調味料、砂糖をほんの少し)で味付けです。